イライラしてるとき大きな画用紙とクレヨンを与えてみてください。画用紙の上にぐちゃぐちゃに殴り描きをするはずです。それは子どもにとって大変大事なことで、その行動はストレスを発散している行動なのです。
 こどもの絵は主観的に描くので大人には分からない事も多いのです。しかし、親は口を出してはいけません。学校で手を上げて発表の出来ない子になってしまうかも知れないからです。
 しかし、それを治すことが出来るのも絵なのです。

幼児の成長に伴い描く絵も変わる。

 子どもは年齢によって大体決まった絵を描きます。例えば、生まれて初めて描く物(クレヨン、エンピツなど)を持ったとき、それは横の線や縦の線の殴り描きなのです。暫くするとグルグルとまるまるを描きます。
 子どもは10才位までは主観的に描きますから、何でも自分中心に描きます。自分を大きく描いてお母さんを小さく描きます。お父さんは描かないかもしれません。しかし、これが正常なのです。
 もし、主観的に考える年代でお母さんを大きく描いたら、それはお母さんの影響が大きすぎるのです。自然な考え(主観的)なら自分を大きく描きたいのにお母さんが何らかの形で介入しているのです。ですからお母さんの存在が大きくて自分の考えを歪めてしまっているのです。
 その後、子どもは動物などを描きますが、動物は左向きの顔で右が尾の絵を描きます。そして、主観的な見方を脱して客観的に物を見る頃は回りもよく見えるようになるので、お母さんを描くときは自分より大きく描くし、お父さんも描くようになります。その内、自分の身の回りにある物も描くようになってきます。

子どもの描く絵に介入してはならない。

 よく耳にしますが「内の子は空をピンクに塗ったりするんですよ。どうした良いでしょうか?それとも内の子は変なのでしょうか?」と言った類の質問が多く寄せられますが、変ではありません。全く正常です。子どもは楽しいことや悲しいことが有ればすぐ描く絵に現れます。ですから、空をピンクに塗っても「○○ちゃん。空は青でしょう」などと言っては絶対ダメです。そう言えば言うほど、それこそダメにしてしまってるのです。その上、自分が思っている事を否定された訳ですから学校で元気に手を上げて発表さえ出来なくなってしまうのです。

 例として
 あるお母さんがやってきて小学校3年の娘さんがすごい消極的で学校で発表も出来ないので解決する何か良い方法は無いのでしょうかと言ってきました。それで、その娘さんに絵を描かせる事になりました。A3判の画用紙を与え自由に何でも描いてご覧といって様子を見ましたがなかなか描く様子が無く1時間後に画用紙の隅に小さく小さく人物を描いてくれました。
 これは紛れもなくお母さんの介入が引き起こした結果です。
 それでお母さんに普段の事情を聞いてみると、娘さんが描く後から、ここはこうだ、そこはこうだといつも言っていたそうです。その内に描かなくなってしまったとの事でした。それで、家庭で娘さんが描いてるときは絶対に介入しないこと。褒めてやることを徹底してもらいました。

 勿論、娘さんには美術教室に通ってきてもらいましたが、なかなか萎縮した心は治らず仲間が自由に描いてるのを見ながら自分は小さく隅に描く程度だったのですが、3ヶ月を過ぎる頃から、何となく描くようになってきました。それを見て思いっきり褒めたところ、次から自由に大きく描くことが出来るようになりました。その頃からです美術教室の仲間とも大きな声で喋ったりすることも出来るようになってきたのです。心のゆがみが取れてきたのです。
 それから1ヶ月もしないうちに、その娘さんのお母さんから学校でも元気に手を上げて発表出来るようになったと聞きました。それで、その娘さんは正常に子どもらしく元気に治った訳です。もし、心がゆがんだまま放置しておいたら、登校拒否や様々な問題が派生したと思います。その後、その娘さんは児童世界美術展で入選までしたのです。

子どもの絵の上手い、下手は大人が勝手に言ってることです。

 子どもが描いた絵を見て「上手い絵」だとか「下手な絵」だとか言われる方がいますが、それは間違いです。子どもの絵は絵を描いているプロセスが大切なのです。どれだけ喜んで描いたかが重要なのです。上手い下手は大人が勝手にすることなのです。もし、それを言われた子どもは何を思うでしょうか?大人好きのする大人に媚びた絵を描くようになってしまい個性が全くない子どもに育ってしまいます。
 よく、学校や学級単位での絵の発表会がありますが、ある学級の絵は顔が主題で描いてあるのですが、髪の色は全員が真っ黒で顔は同じような肌色で唇は赤で殆どの子どもの絵が同じように見えます。その学級では、どのような絵の教育が行われて居るのかは分かりませんが、個性が全くない子どもが育ってしまう恐れがあり、将来リーダーシップの取れない大人になるでしょう。子どもは大人と違い自分の好きなように描きますが、教える人が「ここはこんな風に塗ると良いですよ」の一言介入があると全員がその通りに描いてしまいます。これでは個性が伸びないのです。一人一人の個性は引き出されないのです。個性を出す前に道を付けてしまっているのです。

子どもに絵を描かせるのは絵描きにするため?

 子どもに絵を描かせるのは将来、絵描きにさせるためではありません。何の仕事に就いても良いのですが、リーダーシップをとらせるためです。
 先頭に立って、仕事や研究にリーダーシップを発揮して押し進められるような大人になって欲しくて絵を描かせるのです。子どもの頃に絵を描かせるのは、そう言うことが出来るようになるからです。ゆめゆめ子どもを絵描きにする訳じゃないから絵なんか描かせなくても大丈夫と考えている親がいたら、今すぐ改めてください。あなたのお子さんが将来、政治家・学者・社長・先生など従事する職業で一流になりたかったら、絵を習う事が一番の近道です。自身で創造し、手を使って形にしていき、考えたものを完成させる作業は絵を描かせることによって、その創造を形にするというプロセスが子どもの心に沢山出来るようになると、将来、どの道へ進んでも、それが財産となり、応用出来るようになるのです。国民を思いやりスバラシイ政治を創造できる国会議員、新しい発見をユニークな方法で探り当てた学者、新しい方法で営業する社長、子どもに好かれる新しいユニークな教え方をする先生など個性的な方法を考案する土台ができるのです。

子どもは画用紙に殴り描きすることでストレスを発散できます。

 子どもがイライラしてるとき大きな画用紙とクレヨンを与えてみてください。
お子さんは画用紙の上にぐちゃぐちゃに殴り描きをするはずです。それは子どもにとって大変大事なことで、その行動はストレスを発散している行動なのです。暫くそのまま殴り描きが終わるまで待っていてください。終わればスッキリした顔つきになってるはずです。ストレスは解消できるのです。

 もっと沢山書きたかったのですが、なかなか時間が取れません。もし、何かお子さまの事でご相談が有れば遠慮なく下記のお問い合せからお尋ねください。知っている事は全てお答えします。無料です。
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